【初心者向け】浄化槽とは?浄化槽業界への転職を目指すあなたに知ってほしい意義と役割

「浄化槽」とは?

浄化槽という単語を聞いたことはありますか?

「浄化槽って聞いたことあるけど分からない……。」
「浄化槽の求人を見たけど、そもそも浄化槽ってなに?」

この記事では、浄化槽の役割やその意義、現状や今後について、分かりやすく解説します!

1.浄化槽とは?基本的な説明

浄化槽の定義とその役割

浄化槽とは生活排水を浄化し川や海に流すために設置されるものです。
下水道都市部で設置され、まとめて処理排水するのに対して、
浄化槽各家庭に設置され、浄化後に川や海に排水される仕組みになっています。

環境省1によると、令和四年(2022)度時点での設置数は、

第一位 千葉県 54.7万基第二位 愛知県 54.4万基第三位 埼玉県 47.3万基

と比較的人口の多いところにたくさん設置されていることが分かります。

単独処理浄化槽と合併処理浄化槽

浄化槽には二つの種類があります。単独処理浄化槽合併処理浄化槽です。

単独処理浄化槽はし尿処理だけ対応し、他の生活雑排水は処理せず放流するのに対して、
合併処理浄化槽は家庭からでる生活排水をまとめて浄化します。

現在は、新たに単独処理浄化槽を設置することは原則認められておらず、
浄化力、耐久力、環境への負荷の少なさなどの理由から、合併処理浄化槽への転換が強く求められています。

2.浄化槽ってどこにあるの?

上記のように、設置数が多い浄化槽ですが、その姿を見たことがある人はすくないのではないでしょうか。

実は浄化槽は地下にあるのです!

出典:浄化槽のひみつ(環境省)(2025年2月3日に利用)(https://www.env.go.jp/recycle/jokaso/himitsu/onepoint/11.html

3.どのように汚水を処理するのかその仕組み

では、浄化槽ではどのようにして汚水が浄化されているのでしょうか。環境省の浄化槽サイト2を参考にまとめてみました。

嫌気ろ槽部での浄化

浄化槽では、ろ材が汚れた水に含まれる固形物を取り除き、嫌気性微生物の力を利用して汚水に含まれる汚染物質を分解します。

出典: 浄化槽のひみつ(環境省)(2025年2月3日に利用)(https://www.env.go.jp/recycle/jokaso/himitsu/onepoint/17.html)

②接触ばっ気槽部での浄化

接触ばっ気槽部では、ブロアから送り込まれた空気を「接触材」に付着する好気性微生物が利用して、汚水中の汚染物質をさらに分解していきます。

出典: 浄化槽のひみつ(環境省)(2025年2月3日に利用)(https://www.env.go.jp/recycle/jokaso/himitsu/onepoint/18.html

③沈殿槽部での浄化

最後に沈殿槽部です。沈殿槽部では処理水に含まれる固形物を沈殿させ、上澄み液を消毒槽へと送ります。消毒槽では、塩素消毒をおこなった後に、放流します。

出典: 浄化槽のひみつ(環境省)(2025年2月3日に利用)(https://www.env.go.jp/recycle/jokaso/himitsu/onepoint/19.html

また、浄化槽では生きた微生物を使うために、定期的な保守点検が求められます。

4.浄化槽の意義と社会的役割

浄化槽を使用することがどのように社会に良い影響を与えるのでしょうか。

環境保護

生活で排水される汚水を綺麗に浄化することは、川や海に生息している生き物を守るだけでなく、人の生活環境を守ることや、地球全体の生態系を健常に保つことにつながります。

災害時に迅速に復旧できる汚水処理システム

政府の「今後の浄化槽のあり方に関する検討会」の資料によると、
東日本大震災において震度6弱以上を観測した地域の全損率が3.8%と地震等の災害に強いく、個別処理であることから、被害が家屋にとどまり広範囲に影響を及ぼしにくいというメリットがあげられています。

このことから、浄化槽は被災時にも迅速に衛生環境を確保できる強靱な汚水処理システムといえます。

地域社会への貢献

政府の資料3によると、
浄化槽による汚水処理サービスは、地域の中小企業により設置・維持管理が行われ、地元住民と定期的な接点を有する、地域社会に根ざしたサービス業です。この特徴から、浄化槽に関わる仕事は地域の雇用維持・地域活性化にも貢献できるといえます。

また、浄化槽は下水道に比べて、地域社会の実情に沿った対応ができるといえます。

5.浄化槽を維持管理する仕事

そんな社会に必要な浄化槽を維持管理する仕事があることをご存じでしょうか。

その一つが 浄化槽管理士 です。

浄化槽管理士は国家資格で、浄化槽が適切に機能し続けるよう点検や清掃を行う専門職です。この仕事は、地域住民の生活環境を守るだけでなく、地球環境の保全にも直結する重要な役割を担っています。

詳しくは、別の記事にて解説していますので、そちらをご覧ください。
浄化槽管理士とは?仕事内容から年収・資格取得の流れまでを徹底解説!

6.まとめ

今回は浄化槽とその役割について簡単に解説しました。

浄化槽は社会に欠かせないものであり、災害に強いことや人口減少に対応できることからも、今後もその必要性は増していくでしょう。そしてそのシステムの維持にも担い手が求められています。これからのキャリアで浄化槽業界に挑戦してみるのはいかがでしょうか。

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今回の記事はいかがでしたか。取り扱ってほしいテーマ等ございましたら、感想・コメントよろしくお願いします!

脚注・出典)

  1. 令和4年度における都道府県別浄化槽の設置状況等(環境省)をもとに記載(2025/2/3)(https://www.env.go.jp/content/000210098.pdf) ↩︎
  2. 浄化槽のひみつ(環境省)をもとに記載(2025/2/3)(https://www.env.go.jp/recycle/jokaso/himitsu/onepoint/17.html) ↩︎
  3. 『「今後の浄化槽のあり方に関する検討会」提言 ~浄化槽が輝く未来へ~』をもとに記載(2025/2/3)(https://www.env.go.jp/recycle/jokaso/data/pdf/arikata.pdf) ↩︎

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